ボーカルのミックス処理
ミックスをしていて一番気にするのがボーカルの処理です。ピッチ補正やディエッサー、コンプレッサーなどを含めると他のトラックよりも多くのプラグインを挿すことになります。そんな中で個人的に愛用しているのがWavesの「Maserati VX1」。
「Tony Maserati Signature Series」は買って絶対に損はありませんので安くなっているうちに持っておくことをおすすめします(体験版試してからの方がよいと思いますが)。僕のようにミックスが不得手な人間にはもってこい。プリセットひとつでサウンドも音圧もクオリティが跳ね上がるので迷ったらこれ挿しておけば問題なしです。
ピッチ補正は「Pitch Correction(Logicのみ)」とか「Melodyne」とか。ボカロでもこれを挿さないと音程が気持ちよくないのでピッチ補正はマストです。
Wavesのプラグインだと「Renaissance Compressor」と「Vocal Rider」もおすすめです。「Renaissance Compressor」はC1とL1が組み合わさったようなもので、サイドチェインを活用しながら3dbゲインリダクションする程度かけます。基本的にはプリセット少し弄る程度。ARCに設定してElectroとOptoは好み。Warmに設定しておくと倍音が足されます。
「Vocal Rider」はボーカルの音量を自動で調整してくれるのでオートメーションを一々描く手間が省けます。これもベーストラックなどからサイドチェインを受けさせます。あまりレンジ広げすぎると逆効果になる。さり気なく使う。ボーカルトラック通して音量差が激しい場合は「MV2」でLow(=小さい音)をあげてあげます。やりすぎるとダイナミクスが失せます。ボーカル以外でも音量差が激しい場合は使えます。
そして、最後を飾るのが「Maserati VX1」。よさげなプリセットを選んでちょっと弄れば完了!僕の楽曲のボーカル処理は大半がこれで終わりです。完成したボーカルトラックをセンド送りしてリバーブとステレオディレイをかけてあげます。リバーブは「Space Designer(Logicのみ)」とか「Renaissance Reverb」とか。ディレイはその都度DAWに付属してるものです。
歌ものはボーカルが主役なのでボーカルが聞き取りやすいように頑張っています。いろいろ言ってますが、うまくミックスできているかどうかはわかりません(汗
それでは。