クロワッサンシカゴのねごと

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音楽と著作権

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JASRACの話題について少し触れてみようかと思います。
間違ってるかもしれないから他の方の情報とも比較してくださいね。

JASRAC著作権

JASRACっていうのは古賀政男という作曲家がはじめた著作権管理団体です。
「アーティストの権利を守り利益を正当に得る」という大義名分もあるので
著作権の強化もネットからの徴収も簡単に実行に移してしまえる。
どんどん権力が強くなっていて、それ故めちゃくちゃ叩かれてますね。

JASRACが音楽関連の著作権全般をできるだけ網羅している現状、
それの利用者はJASRACと契約する以外ないという状態です。
ちなみにJASRAC登録楽曲はこちらで検索することができます↓
作品データベース検索サービス

ちなみに、営利目的ではない無報酬の演奏等では徴収はされません
だから学校の文化祭での軽音部の演奏とかは気にしなくていいです。
気になる方はこちら→お手続きが不要となる場合

JASRAC包括契約

ニコニコやYouTubeなど大手WEBサービスの多くは
JASRAC包括契約を締結していますね。
本当であれば、YouTubeなどに投稿されている『歌ってみた』動画は
その歌い手自身がJASRACに利用申請をするべきものです。
ですが、YouTubeそれを個人の代わりにJASRACヘ支払っているのです。
※ 原盤は別なので、カラオケ音源を勝手に使うのはグレーゾーンです

JASRAC未登録の楽曲について

じゃあ逆に登録されていない楽曲はどうするのか。
そう、個別に作曲家または作詞家に使用許可を取る必要があります
未登録曲は勝手に使っても良いということではありませんからね。
著作権者がOKを出してくれれば良いということになります。
著作権者が使用料を求めてくるか、無料で使わせてくれるかは
その著作権者によります。どちらにせよ、確認が必要です。

この個別に許可を取るというのは結構面倒なのです。
例えば、大御所歌手がJASRACから一斉に自分の曲を外して、
「これからは私と個人で著作権契約してね」ってなると、
歌手側は利用者への対応の手間が増えて面倒くさいでしょうし、
利用する側もアーティスト毎に許可取る必要があるので面倒くさい。

でも歌手側の取り分がちょっと多くなるかもしれない。

JASRAC著作権使用料

JASRACはCD1枚あたり、税抜定価の6%を徴収しています

例えば、
BさんがJASRAC登録楽曲のA氏の曲のカバーCDを
1,000円でリリースしたとします。
収録楽曲1曲。A氏作詞作曲のJASRAC登録楽曲です。
なので一旦JASRACへ60円の著作権料が入ります。

1,000円 × 6% = 60円

この60円がA氏に振り込まれるわけですが、
JASRACの事務手数料があるのでここから6%引かれます
つまりA氏に支払われるのは60円のうちの94%ですね。
JASRACから登録解除したらこの分が浮きます

60円 × 94% = 56.4円

でも待ってください。A氏の楽曲は音楽出版社で管理されています。
そうです、音楽出版社にも抜かれます。
まぁキャリアによって違うでしょうけど、
半分持ってかれるとか普通です。

56.4円 × 50% = 28.2円

ということでこのCDが1枚プレスされるたびに
A氏には28.2円の著作権印税が支払われるということです。
プレス枚数で計算するので1000枚プレスなら28,200円ですね。

JASRACについて思うこと

以上のCDの著作権に関していえば、
アーティストってJASRACから抜ける意味あんまりないような気がします。
JASRACよりも事務所から独立して自分で自費出版した方が良いのでは。
今はインターネットが普及しているので
CDの販売だってiTunes配信だって個人でできてしまいます。

アーティストからすればJASRACに登録しておくメリットはある。
楽曲利用者からしてもJASRACに登録されていた方が利用するのが楽。
一番びくびくするのはグレーゾーンを開拓されること。
JASRACには「まぁまぁこれくらい勘弁を」が通じない。
でも「これくらいなら勘弁してやるよ」を繰り返してしまうと
不正利用者が出てくる可能性もある。難しいところ。

音楽を楽しむ側からすると、著作権ガチガチは疲れるよね
あれもこれも許可が必要だと二次創作なんて怖くてできないし、
この辺がもうちょっと柔軟になってくれると嬉しいんですけどね。
でも人様の音楽を使って何かしらのビジネスをするのであれば
著作権料を払うのは仕方がないことだとは思いますけどね。

JASRACのシステムは無いと困るものなので
もしもっと良い代案があれば…みんなそれを待っています。

音楽ビジネスについて

あと、音楽ビジネスが衰退しているのは事実ですし、
CDは売れませんし、レーベルや卸もバタバタ潰れています。
でも、これはJASRACのせいではなく時代の流れだと思います。
それにはJASRACも焦っていて今度は音楽教室からも徴収するようですが。
でもそれもそれほど驚くようなことでもない。
音楽教室だってビジネスで営んでいるわけですから。

CDが売れなくなったとして、
アーティストが食いっ逸れるかというとそうでもない。
やっぱりインターネットの発展は大きなもので
これを上手く利用できる人は生き残っていくのだと思う。

配信の需要も減少傾向にある今、音楽は基本無料にしてもよいのかもしれない。
YouTubeのように広告収入を取れるようにして全部無料でばら撒く。
そうすれば、作り手は広告収入を得れるし、聞き手はタダで音楽が聴ける。
双方とも満足できる。音楽を聴く若者も増えてくれるはず…たぶん。
それでファンサイトか何かを作って
シークレット音源なんかをちょっと高めで売れば
お金を払いたいコア層にも満足してもらえるのでは。

と、まぁ適当なこと言ってないでわたしも頑張ります。

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